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学生図書館サポーター企画
2015/01/20(Tue)
「トーク・イン・ライブラリー ~先生と語る~」が開催されました。

2015年1月15日(木)学生図書館サポーター企画「トーク・イン・ライブラリー~先生と語る~」が図書館3Fグループ学習室にて行われました。
参加者は学生だけではなく、一般の方や大学の先生方も参加されていました。合わせて12名参加してくださいました。

今回お招きした先生は美術の富田俊明先生です。
トーク・イン・ライブラリー1

会場の様子です。


図書館サポーターの学生が進行役となり、富田先生と会談をするという形で進みました。
トーク・イン・ライブラリー2


トーク・イン・ライブラリー3

はじめに、富田先生はどのようなことをしているのかということ知ってもらうために先生ご自身が作成したスライドショーを見ました。
スライドは写真のみで、今まで先生が世界中で出会ってきた人々、アートなどたくさんの写真がありました。
その一枚一枚に物語があり、先生が今まで経験してきたことがたくさん詰まっているように感じました。
トーク・イン・ライブラリー4

次に富田先生の学生生活についてのお話でした。
大学の新入生への説明で4年後にアーティストになれるのは1人か0人と言われたとき、なにをもってアーティストと決めることができるのか。自分でアーティストとはなにか考えたい。という言葉が一番印象に残りました。

休憩をはさみ後半です。

最初は創作についての話になりました。
ここでは、富田先生が考える創造とはなにかということについてのお話でした。
作品を創造する際、なにかを壊して変化させるとき、同時に自分も変わる。そして、その作品ができると次の作品を創造する際はもう前の自分ではなく、また新しいその作品を創造するにふさわしい自分に変化していく。
そのことを先生は「内包された作者」という言葉を使って説明してくださいました。


最後に本の紹介でした。
紹介していただいた本は以下の通りです。

『泉の話』 富田俊明 CCGA現代グラフィックアートセンター 2001年
泉の話
詳細はコチラ→


『私の名は赤』 オルハン=パムク 早川書房 2012年

わたしの名は赤〔新訳版〕 (上) (ハヤカワepi文庫)わたしの名は赤〔新訳版〕 (上) (ハヤカワepi文庫)
(2012/01/25)
オルハン パムク

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わたしの名は赤〔新訳版〕 (下) (ハヤカワepi文庫)わたしの名は赤〔新訳版〕 (下) (ハヤカワepi文庫)
(2012/01/25)
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『カラハリの失われた世界』 L.ヴァン・デル・ポスト ちくま文庫 1993年

カラハリの失われた世界 (ちくま文庫)カラハリの失われた世界 (ちくま文庫)
(1993/02)
L. ヴァン・デル・ポスト

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『日本人は民主主義を捨てたがっているのか』 想田和弘 岩波書店 2013年

日本人は民主主義を捨てたがっているのか? (岩波ブックレット)日本人は民主主義を捨てたがっているのか? (岩波ブックレット)
(2013/11/07)
想田 和弘

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紹介していただいた本は図書館にもあるのでぜひ読んでみてください。


トーク・イン・ライブラリー5

19:30までの予定でしたが、延長して話をしてくださいました。
会場のみなさんはメモをとったりして真剣な表情で聞き入っていました。
あっという間の1時間半でした。

終わったあと参加者の方たちから、「とても楽しかったです。」、「この企画をぜひ続けてください。」という声や、「創造するということのイメージが変わった。」、「富田先生の考えていることがよくわかり、勉強になりました。」、「濃い時間を過ごすことができました。」というような声を聞くことができました。
サポーター一同とてもうれしく感じました。

企画が終わった後には富田先生の研究室で打ち上げということで、もっと富田先生とお話をしたいという学生数名とピザを食べながら遅くまで深い話をすることができました。

わずか一時間半という短い時間でしたが、とても深いお話をきくことができました。
大学の先生と普段講義でしかかかわりが持てないというのは非常にもったいない、学生と先生が関わることで新たな視点を得てもらいたいということで企画しました。
富田先生が考えていること、アートとどのように向き合っているのかということを聞くことができ、普段とは違う面をみることができたと思います。
また、物事の考え方として新しい視点を感じることができたと思います。

最後に、企画するにあたり協力していただいた皆様、ありがとうございました。
そして、私たちサポーターのお願いを快く引き受けてくださった富田先生ほんとうにありがとうございました。
このトーク・イン・ライブラリーを通して私たちサポーター一同もたくさんのことを学ぶことができました。
この経験を今後のサポーター活動に生かしていけたらと思います。

<学生サポーター・I.R.>
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