fc2ブログ
2023 08 ≪  09月 123456789101112131415161718192021222324252627282930  ≫ 2023 10
『チックタック~約束の時計台~』
2023/09/26(Tue)
こんにちは!図書館アルバイトのAです。

秋も深まり、肌寒くなるこの季節、いかがお過ごしでしょうか?

さて、私が今回紹介したい作品は、『チックタック~約束の時計台~』です。


チックタック

 「だいじょうぶ。時計の針はかならず重なるから。」

町のはずれにあるホタルの森。その中には、壊れていなのに11時59分で止まっている時計台があります。
時計台に住み込みで働くチックタックは、ニーナという天真爛漫の女の子に出会います。
二人で過ごす日常が当たり前のようになり、夜12時の鐘を二人で聞くという約束をします。

しかし、その約束は果たされませんでした。

なぜ、ニーナはチックタックの前から姿を消したのか。
二人の約束は、本当に果たされるのか。

信じ続けることの大切さ、大事な人と向き合うことの大切さを教えてくれます。
この作品を読んだ後、きっと大切な人に会いたくなります。
ぜひ一度、手に取ってみてはいかがでしょうか。
この記事のURL | コラム:スタッフのつぶやき | ▲ top
「つまんない つまんない」
2023/08/28(Mon)
皆さん、こんにちは!
図書館アルバイトのKです。
蒸し暑い日々が続きますね…。
暑さで外に出るのも億劫な日に、読書なんてどうでしょうか?!
今回紹介したい作品は、お家の中でも妄想、想像、創造フル回転!!

ヨシタケシンスケ著『つまんない つまんない』です☺︎

つまんない つまんない


「つまんない」という言葉、今まで1回も使ったことないよ!と自信を持って言える方、募集中です!!(笑)
暇であったり、やりたくないけどやらないといけないことがあって、でもやりたくなかったり…そんな時にこの言葉をつぶやいてませんか?
この言葉を呟き過ぎると、どんどんどんどん嫌な気持ちになっていくこともしばしば…でも「つまんない」んだもん!!と逆ギレしたくなる気持ち、わかります。
でもさすがヨシタケシンスケさん。この人の手にかかれば「つまんない」が楽しくなってしまうんです!
誰もが経験するタイクツな気持ちを、とことん考え抜いたらこうなった!が詰まった一冊です。
「絵本だから」「絵本なんて」と甘く見ちゃいけません。是非とも手に取って、楽しんでください。読み終える頃には暑さで参った心も元気になっているハズ!?
この記事のURL | コラム:スタッフのつぶやき | ▲ top
「植物図鑑」
2023/07/26(Wed)
みなさんこんにちは。図書館アルバイトのTです。
今回は,わたしの好きな本の1冊であるこちらの本を紹介させていただきます。

『植物図鑑』 有川浩 著

植物図鑑


この本は,『図書館戦争シリーズ』や『フリーター、家を買う。』でお馴染みの有川浩が贈る,ほどよく切ない胸キュンラブストーリーです。

主人公のさやかは,ある日,マンションの前で行き倒れている一人の男を見つけます。そしてその男はこう言うのです。
「お嬢さん,よかったら俺を拾ってくれませんか」
「咬みません。躾のできたよい子です」 と。
みなさんだったらどうしますか?

普通じゃあり得ない非日常の中にある,切なくも心が温まる二人の恋模様をぜひ読んでみてください。
この記事のURL | コラム:スタッフのつぶやき | ▲ top
「さよならも言えないうちに」
2023/07/06(Thu)
みなさんこんにちは。図書館アルバイトのOです。
今回は,「さよならも言えないうちに」という本を紹介させていただきます。


さよならも言えないうちに


この本は,映画化された「コーヒーが冷めないうちに」という本と同じシリーズになっています。今回紹介する「さよならも言えないうちに」の他にも,このシリーズには「思い出が消えぬうちに」や「優しさを忘れぬうちに」,「この嘘がばれないうちに」があります。映画を観たことがあるという方や,同じシリーズの他の話を読んだことがあるという方も多のではないでしょうか。

このシリーズは,とある街の喫茶店「フニクリフニクラ」が舞台になっています。このフニクリフニクラという喫茶店,一見するとよくある普通の喫茶店なのですが,ある不思議な都市伝説があるんです。それは,ある座席に座るとその席に座っている間だけ望んだ通りの「時間」に移動することができるというもの。しかしそこにはさめんどくさいルールがたくさんあり,それを守らなければなりません。また,過去に戻ることはできても結果を変えることは絶対にできません。みなさんはそれでもこの喫茶店に訪れてみたいと思いますか?

今回紹介する「さよならも言えないうちに」は,

第一話 大事なことを伝えていなかった夫の話
第二話 愛犬にさよならが言えなかった女の話
第三話 プロポーズの返事ができなかった女の話
第四話 父を追い返してしまった娘の話

以上の4話から成っています。

どの話も結果は変わらないという切なさで胸がいっぱいになる一方で,とても心が温まります。

みなさんには「あの時,ちゃんと気持ちを伝えておけば良かったな」,「あんなこと言わなければよかった」そんな風に後悔した経験はありますか?もし,あの日に戻れたらあなたは誰に会いに行きますか?

ぜひ,この本を手にとっていただけると嬉しいです。
この記事のURL | コラム:スタッフのつぶやき | ▲ top
「神様に一番近い動物 人生を変える7つの物語」
2023/06/07(Wed)
みなさんこんにちは。図書館アルバイトのIです。
今回は,わたしの好きな本の1冊であるこちらの本を紹介させていただきます。

「神様に一番近い動物 人生を変える7つの物語」水野敬也 著

神様に一番近い動物 人生を変える7つの物語


この本は,「夢をかなえるゾウ」でお馴染みの水野敬也が贈る,全く違う7つのおもしろさを味わうことができる短編集です。

みなさんもよく知っているであろう三匹の子ぶたから一風変わった,現代版三匹の子ぶた「三匹の子ぶたなう」
女の子に軽い気持ちであげた一万円札が怒りの形相でかえってきて…?!「お金持ちのすすめ」
人間と動物,地球の環境問題について考えさせられる「宇宙五輪」
役に立たない流れ星に,なぜかゆうきづけられる「役立たずのスター」
虫界のサスペンスを描いた「スパイダー刑事」
ラストが衝撃すぎて,もう一度読み返したくなる「愛沢」
自分が革ジャンになる運命だと知った子うしと,ネズミの怒号の数日間を描いた「神様に一番近い動物」

以上の7話から成っています。

わたしが特に好きな話は,タイトルにもなっている「神様に一番近い動物」です。
高校生ではじめてこの話を読んだとき,最後の6ページで涙が止まりませんでした。
わたしたちは,木を切って生活に役立て,動物から命をもらって自分の体をつくっています。果たしてこれは当たり前なのでしょうか?さまざまな生きものや自然のおかげで,生きることができていることを忘れてはいませんか…?
感謝の気持ちをもつこと,ものを大切に使うこと,そんな当たり前のことをもう一度考えさせてくれるお話になっています。

さまざまな気持ちに寄り添ってくれる1冊となっています。
ぜひ,手にとって読んでいただけるとうれしいです。
この記事のURL | コラム:スタッフのつぶやき | ▲ top
| メイン | 次ページ